セルナンバー8(第8病棟)

病室仕立のこの街で頭をスライスしてくれるカプセルの味忘れられないぜセルナンバー8

レシピ本を買ったからといって料理がうまくなったわけではない

疲れからか黒塗りの高級車にぶつかってしまったわけではないが、ちと風邪っぽいので休養。

 

これいいなーとレシピ本をまた買ってきた。f:id:otasasa:20160907214911j:image

 

仕事もアレだけど趣味的にあれこれ料理するようになり、いわゆるレシピ本というやつをそこそこ買ったりしてるけど、最近買う時のポイントみたいなのが出来てきたので、いくつか忘備録的にまとめてみたいと思う。

 

1.個人名、あるいは多くても3名くらいまで、プロの料理人によるレシピ本が理想。

 

せっかく本として購入するのであれば、お金払った分の元を取りたいといういやらしい根性が働くわけですが、元を取るというのはどういうことかと考えていくとレシピが『身につく』ということなのではないかと思います。その辺、プロの料理人(料理研究家ではなく、お店をやっている人)というのは作る料理にその人のクセみたいなものが出てきます。味付けであれ、盛り付けであれ、素材やワンアクセントなど。何回か同じ料理を作ってみたりすると、そのクセがわかってきていろんな形でアレンジが効くようになります。それが『身につく』ということなのかなあと思います。そうなるとレシピ本には載ってない料理も多分このやり方で出来るというようにワンランク上が目指せるので。そんなクセを習得するには執筆者は少ない方がいいです。個人名が一番理想ではありますが、3人くらいまでで、料理レシピが記名あるものであればなんとか。

多くの人が書いているのをまとめたものは、結局『その場限りの料理』になりがちなんですよ。そんなの作りたいならグーグルで調べて出てきたクックパッドのレシピで十分です。わざわざそんなものにお金払う必要ありません。

 

2.ジャンルで選ぶ時には

 

だいたい料理本というものは、和洋中イタリアンアジアンエスニックなどなどのお国柄だったり、肉魚野菜などの素材だったり、弁当晩御飯晩酌作り置きといった目的だったり、フライパン一つでとかの調理法だったり、あのお店のあの料理を、などでまとまっていることが多いと思います。

その辺でコンセプトがあまりに無節操な本は買わない方がいいと思います。1.でも書きましたが、ジャンル変われば基本も変わるので。これは雑誌などの増刊号的なレシピ本によくあるのですが、節操なくあれこれという本はやはり味にも節操がありません。なんでもいいから一本筋の通った本にしましょう。

あとパラパラとめくって手に入りにくい素材が多い本や、やたらと珍しい調理器具を使う本はやめといた方がいいです。これは料理研究家を名乗る人の本に多いパターンです。盛り付けの参考にはそこそこいいこと多いんですけどね。

 

3.どうせ全部は作らないでいい

 

最後、コレ重要です。わざわざ買ったレシピ本だからって、無理して全部作ろうとか思わない方がいいです。でも、作らなくても作り方には目を通しましょう。

一冊のレシピ本から(まあ掲載数などにもよりますが)お気に入りになって何度か作る料理が10個もあれば十分だと思います。

 

なんとなく大まかにまとめてみたけど、最後はそれぞれの舌が満足出来る料理が作れるようになったらそれでいいんだと思います。